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昔見た映画を久しぶりに見た。この映画はこの歳になってから見るとその魅力がはっきりわかる。自分が最初に見たときは中学生の頃だったかな。 1.汚い英語のお勉強。 あの時は、この映画に出てくる教官の数々の罵声の意味が全くわからなかったが、今見ると面白い。「セイウチのケツにド頭突っ込んでおっ死ね!」「じじいのファックの方がまだ気合が入ってる!」「汚れスキンのザーメン顔が!」「ベトナム行く前に戦争が終わっちまうだろ!」等の汚い英語が飛び交う。海兵隊の訓練ではこれが常識なのだろうか。 2.人間の予測不可能性。 青年達が8週間もの訓練に耐えるわけだが、中には精神的に支障をきたす者も出てくる。この映画では最終的に教官を殺して自殺してしまうわけだが。esという映画でも、人間が閉鎖的な空間で共に生活を続けるとどうなるかという実験に参加していた男達が、最終的には殺し合いを始めてしまう。CUBEという映画でも、警官までもが女性を襲うというような行動に出て、最終的には無垢な心を持ったものだけCUBEから脱出できたという内容。こういう人間の精神的な「異常」を描写した映画は印象に残っている事が多い。 窮地に追い込まれた動物は何をするかわからない。日頃頭の中で制御されている考えや、常識的な行動のリミッターが外れる。それは良い結果になる時もあれば、悪い結果になる時もある。こういう映画を見て、自分にとって一番恐怖に思えることは、 「自分で自分をコントロールする自信が消失すること」 人間にとっての一番の「脅威」は、人間そのものなのかもしれない。
by ep_dsk
| 2007-08-10 02:04
| Book/Movie/DVD
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