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これも通学中に読み終わった。
これは非常に読みやすい。難解な単語はほとんどなく、さらっと読むことができるので読んでおいて損はない。東洋文化と西洋文化の比較から見出されるアジアの魅力、日本の文化の完成度の素晴らしさなどが覚三さんの言葉からひしひしと伝わってくる。国際人ならではの切り口。荘子や禅の魂がいかに素晴らしいものか、茶道という宇宙観がいかに人間の精神を研ぎ澄ますものか、この本を読めば理解することができる。 後半に書かれている岡倉天心のエピソードもなかなか興味深い。茶の本、東洋の理想が完成するまでに至る背景が、天心の人生と共に書かれている。自分もいつか仙人のような暮らしをしてみたいものである。 茶の本 岡倉 天心
by EP_dsk
| 2006-06-30 00:39
| Book/Movie/DVD
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